水道修理業者の選定方法を教えてください

✅ 1. 「水道局指定工事店」かどうかを確認

水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者)とは:
各市区町村の水道局が、一定の技術力・設備・実績のある業者を審査して登録している業者です。

  • 給水装置の設置・変更・修理を正規に行える業者のみが登録されています

  • 水漏れ・漏水調査・止水栓交換・蛇口修理など、正式な工事が可能

各自治体の水道局HPで「指定業者一覧」が公開されていることが多いです。


✅ 2. 明確な見積もりを提示してくれるか?

悪質な業者の中には、作業後に高額請求をしてくるケースもあります。

見積もりで確認すべき項目:

項目 内容
作業内容 「パッキン交換」「蛇口本体交換」など明記されているか
出張費 かかる場合、金額が事前に提示されているか
部品代 実際に使うパーツの費用が説明されているか
緊急対応費 夜間や休日は追加料金の有無を確認

電話口でおおよその金額を教えてくれる業者は信頼性が高いです。


✅ 3. 「即日対応」だけで選ばない

すぐに来てくれることは便利ですが、それだけで選ぶのは危険です。

  • 焦って依頼して高額な料金を請求される事例が多い

  • 作業員が下請けで、技術や説明が不十分なことも

「即日対応OK + 明朗会計 + 水道局指定業者」が理想です。


✅ 4. 口コミ・評判・実績を確認

地域密着型の業者は、Googleレビュー・地域掲示板・SNSなどで評判が分かる場合があります。

  • 「〇〇市 水道 修理 評判」で検索

  • Googleマップで★4.0以上の評価が多い業者

  • ホームページに施工事例・お客様の声などがあるか

⚠ サクラ(やらせ)レビューにも注意が必要。やたらと「褒めすぎ」「同じ日付の投稿」が多い場合は要注意です。


✅ 5. 保証・アフターサービスの有無を確認

「修理後〇日以内は無償対応」などの保証がある業者が安心です。

  • 修理後に再発した際に追加料金が発生するか

  • 保証内容・期間をしっかり明記しているか

  • 書面(納品書・作業報告書)を発行してくれるか


✅ 6. ネット広告・ポストチラシの業者には慎重に

  • 「基本料金〇円~」の表示でも、実際には追加料金が多数発生することがあります

  • ポストチラシの業者でトラブルが多発している地域もあるため、事前確認が重要


✅ 7. 複数社で相見積もりを取るのがベスト

時間に余裕がある場合は、最低でも2〜3社に見積もりを取りましょう。

  • 作業費・出張費・部品代の内訳を比較

  • 説明の丁寧さや対応の印象も判断基準に


まとめ:信頼できる水道修理業者を選ぶ7つのポイント

チェック項目 理由
✅ 水道局指定業者か 正規に工事ができる業者かを見極める
✅ 明確な見積もり 高額請求トラブルを防ぐ
✅ 即日対応だけで選ばない スピードより内容重視
✅ 口コミ・評判の確認 実績や信頼度がわかる
✅ 保証や書面発行の有無 修理後の安心に直結
✅ 怪しい広告には注意 安さに飛びつかない
✅ 複数社で相見積もり 適正価格を知るために重要

水道局指定工事店とは何ですか?詳しく教えてください

正式名称は「指定給水装置工事事業者」

「水道局指定工事店」とは、正式には「指定給水装置工事事業者」と呼ばれ、
各市区町村の水道局(または水道事業者)が認可した水道工事専門業者のことです。


✅ 指定工事店の役割・特徴

特徴 内容
水道法に基づく登録 各自治体が水道法第16条に基づき「適正な工事ができる業者」にのみ許可を与えている
指定なしでは工事できない 指定を受けていない業者は、給水装置の新設・修理・改造が法律上できない
専門の有資格者が在籍 必ず「給水装置工事主任技術者」という国家資格者が在籍している
登録番号・有効期限あり 各市町村の水道局HPで、業者の名前・住所・登録番号が確認可能

どんなときに「指定工事店」が必要なの?

以下のような建物の水道設備に関わる工事は、原則として指定工事店しか行えません。

工事内容 説明
新築時の給水管引き込み 水道メーター設置や配管接続工事
蛇口・キッチン・洗面・トイレの給水設備の増設 パイプ分岐・混合栓の取り付け
給水管の引き直し・配管の漏水修理 壁中や床下の水漏れ対応
メーター以降の給水装置修理 例:給水管の凍結破裂など

たとえ小さな修理でも、建物の給水設備に手を加えるなら指定業者であることが必須です。


⚠ なぜ「指定されていること」が重要なのか?

  1. 技術力と法令遵守が保証されている
     → 無資格・無許可業者の不適切施工での水漏れ・事故を防げる

  2. 申請・届け出ができるのは指定業者だけ
     → 新築・増設・修理には、水道局への工事申請が必要
     → 一般の業者や自分で工事をすると「違法工事」扱いになる可能性も

  3. 水質汚染や逆流防止など安全対策が取られている
     → 法令で定められた基準に沿って工事されるため、衛生的・安全


指定工事店の登録要件(主な条件)

  • 「給水装置工事主任技術者」が1名以上在籍

  • 必要な工具・設備を所有している

  • 施工実績・技術基準を満たしている

  • 登録申請書+審査を経て水道局から指定を受けている

  • 更新制度あり(5年ごとが多い)


どこで確認できるの?

各自治体の水道局のホームページで「指定給水装置工事事業者一覧」が公開されています。

例:

「〇〇市 水道局 指定工事店 一覧」などで検索すればOKです。


「水道トラブル=指定工事店」ではない?

確かに、「蛇口のパッキン交換」など軽微な修理であれば指定外の業者でも対応可能です。
ただし、以下のような場合は指定工事店を選ぶべきです。

  • 建物内部の配管の修理が必要な場合

  • 水道局への申請が必要な工事(例:分岐工事・引込)

  • 過去に無資格業者が行った工事で水漏れが発生した場合(再工事)


✅ まとめ:水道局指定工事店を選ぶメリット

メリット 内容
技術・法令面で信頼性が高い 国家資格+水道局の審査をクリア
適正な施工・正しい申請ができる 水道法に準拠した施工が可能
工事の記録が残る 将来のトラブル対応にも有利
保証やアフターサポートも受けやすい 書面や明細を発行してくれる業者が多い

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